六地蔵

 仏教では、命は六道を転生するという六道輪廻の思想があり、死んだ後、四十九日を過ぎると、六道と呼ばれる地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六つの世界のどれかに生まれ変わってくると言われています。お地蔵さんと呼ばれている地蔵菩薩は、六道の全てに姿を現すことのできる唯一の菩薩であり、この六道のすべての生きものを相手に教えを説き、救いの手を差し伸べてくれるのだと信じられています。死んだ肉親・知人たちが、六道のどこに生まれ変わっていようとも、ぜひその人を救って頂けますようにと願って六地蔵が作られました。六体のお地蔵さんには、それぞれ名前がついています。文献によって相違点がありますが、『覚禅鈔』の例を出せば、先に書いた六道の順番で、大定智悲・大徳清浄・大光明・清浄無垢・大清浄・大堅固の各お地蔵さんです。

 日本 では、地蔵菩薩の像を6体並べて祀った「 六地蔵 」像が各地で見られます。これは、仏教の 六道輪廻 の思想(全ての生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すとする)に基づき、六道のそれぞれを6種の地蔵が救うとする説から生まれたものです。

下にあるような1つの六角柱に刻まれた六地蔵は、佐賀県、長崎県に多いようです。熊本県の八代市でも1つ見つけました。

e0025356_1559502.gif一般的な六地蔵、六体のお地蔵さんが野ざらしで並んでいるところが多い。
e0025356_160943.jpg長崎街道を走ったとき、佐賀県の塩田道で見かけた六地蔵、1つの石に六体の地蔵を彫り込まれています。初めて見たので珍しかったです。長崎街道にはあちらこちらで見かけましたが、塩田道には特に多く一寸数えただけで13個所見つけました。
e0025356_1603770.jpg大村湾1周ウルトラマラソンでスタートの嬉野温泉を尋ねたとき嬉野を散策していたとき見つけた瑞気光寺にあった六地蔵です。
e0025356_1605781.jpg同じく嬉野の長崎街道で見つけた六地蔵です。
e0025356_1611520.jpg 島原には中学1年から高校を卒業するまでいましが、野町の地蔵さんには気付きませんでした。関心がなかったので気がつかなかったのでしょう。平成16年、島高を昭和26年に卒業した仲間の同窓会があったので、帰りに市内を散策して見つけた野町の六地蔵です。

e0025356_1731147.jpg熊本県八代市の悟真寺で河童祭りがあったときに、見つけたものです。背の高い燈籠の燈籠部の下に彫られた六体の地蔵さん。珍しい六地蔵です。
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by mino-ya | 2009-02-03 16:48
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